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NNAに掲載(トンルン首相来所)

首相が初視察、南部の日本企業向け工業団地
 ラオスのトンルン首相が10 月24 日、同国南部パクセーにある日本企業向け工業団地のパクセー・ジャパン経済特区(PJSEZ)を視察した。海外から南部への投資状況を確認するのが目的で、この経済特区を訪れるのは初。 首相はカンペーン労働社会福祉相、カンマニ・エネルギー鉱山相らとともに、パクセー・ジャパン経済特区を訪問。工業団地を運営するパクセー・ジャパンSME・SEZ開発のワンナダ社長から、現在の状況などについて説明を受けた。操業中の工場も見学した。視察を終えたトンルン首相は同行した関係者らに、「コロナ禍でも1人の感染者もなく経済特区が運営されていることが分かった。引き続き政府として支援していく」と述べた。 パクセー・ジャパン経済特区は、2015 年にラオス政府から開発認可を受け、16 年から造成が始まった。これまでに14 社の日本企業が進出して工場を設置し、衣類やワイヤーハーネスなどを製造している。運営会社にはラオス政府が30%を出資するほか、日本の西松建設が株式の20%を保有する。PJSEZは現在、2軒目となるレンタル工場を建設、中国やタイなどからの投資を誘致しているところ